活動ブログ

特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクール

2017.03.04

東京タワーが見える大通りから一本横道に入ったところに放課後NPOアフタースクールの事務所がありました。このあたりは意外と多くのNPO等の団体がオフィスを構えています。

みんなで子どもたちの放課後を守る

昨今、小学生にとって魔の時間帯と呼ばれる”放課後’。
事故や事件に巻き込まれる危険性から公園で遊ぶ子供が減り、1人で過ごす時間が増えていることでチャレンジ意欲も低下していると言われています。
『アフタースクール』はそんな放課後の時間を安全で豊かなものに変えるべく、「子どもたちの放課後を救え!」というミッションのもと、地域の小学校にアフタースクールを作り続けて2016年には15校目を開校しました。

活動の始まりは2005年の公民館からでした。その後4年間のボランティア活動を経てNPO法人化。2013年に日本フィランソロピー基金の支援先第1号に決まってからはさらに活動に拍車がかかり、開校数を伸ばすとともに、「放課後子供活性化事業」などの自治体との協力事業や、50社以上の企業と連携したプロジェクトも多く開催しています。

しかしその余りにも急速な活動の広がりに、この頃はスタッフの需要が追い付かず敢えて活動の成長にブレーキをかけることもあるとか、それだけ社会が必要としていた分野である証でしょう。子供たちの未来のためにも減速することなく発展して行って欲しいと願ってやみません。

スタッフの皆さん

活動の様子

 

 

 

 

 

 

 

楽しい放課後で自己肯定感を育む

アフタースクールでは、アクセサリーやケーキ作り、農業体験、演劇、音楽、チアリーディングなど様々なプログラムが開催され、お話を伺っていると、その充実した放課後の時間が間違いなく子供たちのやる気を惹起し、自己肯定感向上に繋がっているのだろうと感じました。

訪問して感じたこと

昔は放課後にランドセルを放り投げて近所の広場や路地裏で遊んだものです。大人たちも「近所の怖いおじさん、おばさん」として子供たちの姿をよく見ていました。今、子供の遊ぶ声が消え、貧困や引きこもりの問題が取りだたされる世の中です。放課後NPOアフタースクールの活動だけでは解決しない問題をもっと社会全体で考えて行かなくては、と思いながら帰途に着きました。

【団体概要】
特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクール
東京都港区新橋6-18-3 中村ビル2F
http://npoafterschool.org/