活動ブログ

【NPO訪問】認定特定非営利活動JHP・学校をつくる会

2017.03.05

港区芝にあるJHP・学校をつくる会は主にカンボジアを中心に教育支援を行っている団体です。1993年に活動が始まり2004年には認定NPO法人の認定を受けました。今ではカンボジアに留まらずネパールにまでその裾野を拡げています。また、長年培ってきた経験を活かし、国内においても、災害救援活動に積極的に取り組んでいます。

作った学校は340棟以上
 
代表を務めるのは「3年B組金八先生」のシナリオライターとして有名な小山内美江子さん、以前「JIRAC(日本国債救援行動委員会)」としてカンボジアを訪れ、ポルポト時代に徹底的に破壊された国の現状を見て、この国が自立するためには「まず教育」が必要と強く思われたことが活動を始めたきっかけでした。

以来作った学校は既に340棟を超えたそうです(2016年12月現在)。また活動は学校建設に留まらず、井戸やトイレの整備、情操教育としての音楽美術の教育など実に多岐に渡っています。これだけの大規模な活動を、わずか7,8名のスタッフとボランティアの方々の協力でこなしているそうですが、そのマネジメント力とパワーには驚かされました。これも長年の実績と努力の賜物なのでしょう。

ボランティアの皆さんの活動の様子

美術教育の様子

 

 

 

 

 

 

 

地球市民として共に生きる

いつの間にかこの活動に取り込まれてしまったと屈託のない様子で話をして下さった広報担当の上田さんですが、「カンボジアはどんどん変わってきている。子供たちの瞳の輝きには将来の伸びしろを感じる。むしろ日本の方が寂しい」とおっしゃった言葉が印象的でした。
団体名のJHPは「JAPAN TEAM OF YOUNG HUMAN POWER」の略称ですが、POWERをもらっているのは実は参加したボランティアさん達の方かもしれません。大学生を主体としたボランティアさん達は、この活動を通じて例外なく「生きる」実感を手にして帰って来るそうです。

最近の傾向として若者の参加が少なくなっているということでしたが、日本の若者たちがこの活動を通じて小山内さんの言われる「地球市民として共に生きる」ということを学び、次世代へと繋いで行って欲しいと切に願わずにはいられませんでした。


【団体概要】
認定特定非営利活動JHP・学校をつくる会
東京都港区芝5-26-16 読売理工学院ビル6F
http://www.jhp.or.jp/