活動ブログ

【NPO訪問】みなと子ども食堂

2018.03.28

みなと子ども食堂は、広尾にある公共施設ありすいきいきプラザで月2回開催しています。食事前に宿題や苦手な勉強を教えてもらうこともできます。

港区はお金持ちのイメージがありますが、低所得の公立小学生に支給される就学援助の受給率は、実は全国平均とほぼ同じです。この状況をなんとかしたいとの思いから有志が集まって2016年に子ども食堂が始まりました。

食事作りの様子

 

 

 

 

 
 
子ども食堂の様子

開始早々、赤ちゃん連れのお母さんとお子さんがやってきました。時間が経つにつれ、親子や宿題を終えた子ども達が次々とやってきて大変賑やかになりました。

食事作りはスタッフとボランティアが行います。

スタッフは、栄養士は献立づくり、ITに強い人はWEBサイトの作成というように得意分野を活かして参加しています。ボランティアは退職した人、近隣の大学生や高校生、企業人など様々です。

バランスのとれた食事

 

 

 

 

 

 
日頃からのコミュニケーションを大切にする

食材は、港区内の企業やお店からの寄付金や食材の差し入れ、秋田の農家から無償提供された無農薬野菜などを使っています。

農家の方とは、活動の様子や天候の話など日頃からコミュニケーションをとることを心がけているそうです。支援が続く理由は、お互いの顔の見える関係になっているからこそだと思いました。

港区は近年、芝浦港南地域に集合住宅ができて人口が増えています。宮口代表はそのような場所にも子ども食堂が必要だと考えていますが、なかなか適当な場所が見つからないそうです。

貧困に陥ると孤立して支援の手がとどきにくくなる傾向があります。子ども食堂はそうなる前のセイフティネットの役割を担っています。早く良い場所が見つかって子ども達が安心できる居場所がもっとできればよいなと思いました。

【団体概要】
特定非営利活動法人みなと子ども食堂
東京都港区三田
https://minatokodomosyokudo.jimdo.com/