参加者の声
私にできることをできる範囲で 寺澤晴美さん
業界団体に務めていた寺澤さんは、定年の2年前に見た新聞記事がきっかけで説明会に参加。自分の空いている日に関われて、自分のできることをうまく引き出してくれるところが気に入っているそうです。そんな寺澤さんに、ジービーパートナーズに参加したころの心境と、参加して発見できたことについて聞いてみました。
私にできることを、できる範囲で
ある時、新聞でジービーパートナーズの記事を見て、とっておいたんです。あと2年くらいで定年で、定年後をどうしようか、迷っていた時期でした。東日本大震災の時、当時の勤務先にも復旧作業に出かける人がいましたが、私が行っても足手まといになっちゃうだけだし、何かできないかなとずっと考えていたんです。ちょうどジービーパートナーズの説明会で、「まなべる基金」の活動をやっていると聞いて、その場で入ることに決めました。最初は、私より年上の、60歳以上の方ばかりではないかと心配してきたのですが、説明会の時に、私と同い年の女性もいました。一緒に入ったので心強かったし、上野さん(事務局長)にお会いして「良かった、若い人もいて」と思いました。
最初のうちは土日しか活動できなかったけれど、私の都合に合わせてくれたので、できる作業をやった、という感じで。それが今に続いています。私の場合は差し込み印刷出来る方、というので手を挙げました。他のお仕事も、自分たちのできることをうまく引き出してくださるので、それがとっても素晴らしいと思います。
経験があるから挑戦できることもある
勤めているときはその組織で必要とされている仕事をしてきただけで、他の会社のことはわかりません。通用するか心配でしたが、こちらで差し込み印刷の作業も手伝うようになり自分も社会の役に立てる能力を持っているということもわかりました。社会の見え方が広がった感じがしています。
最近は経理サポートにも挑戦しています。NPOの経理はとにかく使ったお金の区分が大事です。難しいところもあるのですが、ひと通り研修を受けてその後は仲間と勉強会をして知識を補えるから安心です。経理作業は根気がいる部分もありますが、確認をしたりきちっと丁寧にやるというのは、むしろ社会経験を積まれた方のほうが向いているかも知れませんね。