参加者の声

経理サポーターに参加してみて

先日、経理サポートチームの定例勉強会が事務所で行われました。勉強会終了後に現在活躍中のメンバーに経理サポートをはじめたきっかけ、活動してみて感じたことなどをざっくばらんに話していただきました。

――まず、皆さんが経理サポーターになったきっかけは?

高橋: 私は現役のころ金融系だったのですが、B/S,P/Lは読めても経理の仕組みがわからないと云う想いから、以前簿記3級を取ったことがあったのです。ところが資格は取ったものの使う機会がなく残念に思っていたら、たまたま経理サポーターを始めるという話があり、経験としてやってみたいと思って参加しました。

takahashi1

高橋さん

tuji1

辻さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辻: 私はちょっと時間があった時にちょうどその講座案内があって、今更やる価値があるかなあとちょっと迷いましたが、「まなべる基金」で一緒だった友達も来るし、もともと経理には興味があったので新しいことにチャレンジするつもりで参加しました。

――皆さん熱心で、講座が終わったあと自然と勉強会が立ち上がり、高橋さんが先生になってみんなで簿記3級を取ろうという話にまで発展したそうですね?

辻: 仕訳がわかるようになると色んなことの理解度が違うんですよ。こことここがこういうふうに繋がってたのか、と色んな発見があって。こんなことなら現役の時に早くやっとけば良かったと思いましたね。

高橋: 私は、まさか自分が先生になって簿記を教えることになろうとは思ってもいませんでしたが(笑)いい経験でした。教えることが逆に私の学びに繋がりました。おかげさまで全員簿記3級に合格しましたし。

辻: 高橋さんに難問を出されて誰も出来ないなんてこともあったけど(笑)

高橋: あれは自分でもよくわからずに難問中の難問を出してしまったようで(爆笑)でもそのおかげで本番は楽勝だったでしょう?

辻: そんなことないです(笑)

zenntai2

――実際に経理サポーターとして活動を始められてみていかがですか?

高橋: 私には新しい経験の連続でした。今まで触ったこともない会計王(NPOに特化した経理ソフト)も出来るようになったし、ある団体さんを2,3ヶ月集中してお手伝いして決算まで行ったことで、NPOに対する理解がとても深くなったと感じてます。

辻: 今は会計ソフトがあるから便利ですよね。お金の動きを見るとその会社がわかると言うけれど、経理もわかってくると面白い。決算で事業報告書まで見ると、全体がわかってもっと理解が深まって面白い。

――大変なこともあるんじゃないですか?

高橋: 大変というより、NPOさんによって様々なパターンがあるのでそれに対応していかなきゃいけないということでしょうね。逆にそれが面白さでもありますけど。
それと、NPO会計は独特の知識が必要です。管理費と事業費の割合とか、寄付金のこととか、気を付けなければいけないことがいろいろありますね。

辻: その多様性に寄り添っていく必要があるってことですよね。そのためにはこちら側にも多様な知識が求められている。結構大変です(笑)
そこがまた一つのやりがいでもあるんですけど。

――今後の活動について

辻: 新しいNPOさんに関わって行くのが楽しみです。作業だけではなく、そのうちアドバイスができるくらいまでになりたいですね。具体的にはもっと税務のことを知りたい。収益事業をやるNPOが増えて来たのでこれからは必須だろうと思っています。

高橋: 私も個々のNPOさんの成長に合わせて、新しい体制作りなどもサポートできるようになれたらいいなと思いますね。

――最後に、経理サポーター養成講座を受講される方に一言お願いします

高橋: 自分のもっているキャリアは意外と使えることがあります。よく見て、聞いて、大事に使いましょう。新しいことに一歩踏み出してみると、新しい発見が見えてきます。楽しい時間です。心から味わって下さい。
失敗や力不足にも遭遇しますが、愚痴も解決法も良き仲間と共有できます。皆さんのご参加をお待ちしています。

辻:初心者にもわかりやすく簿記の勉強ができます。仕訳の原則が分かれば、理解も深まりますのであわてずに一歩一歩取り組んで欲しいとおもいます。

経理サポーター勉強会

経理サポーター勉強会の様子

今回は勉強会のあとお疲れのところ、どうも有り難うございました。